特定非営利活動法人 造血器腫瘍の診断力を向上させる研究会|久留米大学医学部病理学教室

造血器腫瘍の診断力を向上させる研究会では、医療従事者への血液がん診断精度向上のための情報提供、一般の方々へは血液がんの診断の重要性について情報発信を行っています。

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造血器腫瘍の診断力を向上

正確な診断をもとに、適切な治療の選択を

散歩

「造血器腫瘍」とは、血液細胞が腫瘍化し増殖する疾患(血液のがん)で、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などがあります。

造血器腫瘍は由来する細胞系列によって病型が多岐にわたりますが、中でも悪性リンパ腫は免疫細胞であるリンパ球ががん化した疾患であり、患者数も多く、WHO分類では100種類以上の病型が存在しています。

そしてその病型(患者様)ごとに臨床病態や予後が異なり、選択される治療方針も診断によって異なることから、最適な治療法を選択するためには正確な病理診断(病型の確定)が不可欠です。

設立の背景

病理診断によって正確な病型診断をすることは、造血器腫瘍の治療方針を決定する上で非常に重要です。しかし以下のような問題によって、正確な病理診断が困難となる場合もあります。これらの問題に積極的に取り組み、解決を図っていくことが望まれています。

  • 習熟するのが困難
    WHO分類による悪性リンパ腫の分類が複雑であり希少な疾患であるため、血液を専門としない一般の病理医が悪性リンパ腫の病理診断を習熟するのが困難な状況にある。
  • 抗体・遺伝子に対する知識や理解が不十分
    分子標的治療の普及によって治療が多様になり、治療選択に必要な免疫染色のための抗体・遺伝子に対する知識も重要になってきたが、これに対する理解が不十分である。
  • 血液病理医が不足
    経験豊富な血液疾患を専門とする血液病理医が不足しているため、血液内科医が正確な病理診断をもとに治療を行うことが困難な状況にある。

事業概要

特定非営利活動に係る事業として、以下のような活動を行っていきます。

  • 造血器腫瘍の症例データベース構築事業
  • 造血器腫瘍の診断の標準化に関する事業
  • 造血器腫瘍の診断にかかわる医療従事者の育成事業
  • 造血器腫瘍の診断にかかわる支援及び相談事業
  • その他目的を達成するために必要な事業

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造血器腫瘍の診断力を向上させる研究会
〒830-0011
福岡県久留米市旭町67番地
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