正確な診断をもとに、適切な治療の選択を
「造血器腫瘍」とは、血液細胞が腫瘍化し増殖する疾患(血液のがん)で、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などがあります。
造血器腫瘍は由来する細胞系列によって病型が多岐にわたりますが、中でも悪性リンパ腫は免疫細胞であるリンパ球ががん化した疾患であり、患者数も多く、WHO分類では100種類以上の病型が存在しています。
そしてその病型(患者様)ごとに臨床病態や予後が異なり、選択される治療方針も診断によって異なることから、最適な治療法を選択するためには正確な病理診断(病型の確定)が不可欠です。